2011年8月28日日曜日

宅録用モニタスピーカー

宅録用のモニタスピーカーとして、FOSTEXのPM0.4nを購入した。
選んだ理由としては

・自宅での作業効率を、モニタリング環境の点から高める(別途ヘッドフォンも購入した)
・気分的なもの(デザイン)や、出力(大きすぎても困る)、バランスの良さ
・そこまでお金をかけたくない
・パワードなので、電源を必要とするのだがアンプの違いによる影響等を考える必要がない


などが挙げられる。実際のところ本チャンRECはプロユースのスタジオで行われるわけだが(まずその時点で宅録などいくら頑張っても所詮宅録の音、お金をかける意味がないという大前提が生まれるわけだが、、、)、先日の仕事以来、自宅で製作したデモトラックが本チャンに採用されることを想定しなければならなくなったのである。
そうなった場合、自宅においてもある程度の精度のミキシングをする必要があるわけで、根本的に環境を整えなければならなくなったのだ。(そもそもあんな環境でやっていた人間がプロの現場に出入りしているのが不思議である。)
今日製品が到着し、箱から出したところで、別途購入したケーブル類がまだ届いていないことに気づく。結局間に合わせの安物ケーブルで接続したわけだが、それでも環境は劇的に向上した。
高音から低音までバランスよく出る。味付けが控えめな分、面白みが無いというレビューも目にしたが、それが重要なのである。むしろ個人的には、ギリギリのところまでは味付けがされているような印象を受けた。宅録モニタースピーカとしても、PCでの音楽鑑賞用としても、この価格でこのクオリティはすばらしいと思う。出力もちょうど良く、見た目も中々良い(私は黒を購入した。大きさは思っていたほど小さくはなく、十分存在感がある)。マーケティング的には、ポジショニングがしっかりしている製品とでも言うのだろうか。色々な要素が現実的なレベルで高い水準で実現されている。

スピーカとは別に、AKGのヘッドフォンK 240Sも購入した。こちらもとても良い製品であった。個人的に業界水準の例のヘッドフォンは好きではないため(音がつまらなすぎるのと、耳が熱を持ってしまう。耳を完全に覆うタイプが欲しかった。)、海外で使われているものを探していてたどりついた。印象としては、とても素直なヘッドフォンである。小さなノイズなどもきちんと再現されるので、レコーディングスタジオの空気が伝わってきて、制作者の念のようなものすら感じられる勢いである。元々アナログ盤のビートルズなどを聞くと、レコードノイズがかなり聞こえる。まるで嘘発見器のようだ。

といった感じで、環境を半ば強制的に整えたところで、自分の音楽製作もまた進めていかなくてはならない。機材がよくなっても人間が成長しなければ意味が無いのである。











0 件のコメント:

コメントを投稿